チラシを撒いても売れない

というよりチラシを撒くと売れるという時代ではないということです。

実際、大量 に広告を撒くと言うこと自体がかなりの出費がかかることを覚悟しなければいけないというリスクがあります。おおよその反響率は全体部数の0.1%と言われ、50万部折り込みチラシを入れて来店数500人来れば良い方で、逆に企画内容が悪いと0.01%。経費効率で考えるとフルカラーチラシ50万部のおおよその金額はデザイン制作費、印刷、折り込み代含めて@6円としましょう。500人来店してそのうちの20%が客単価5000円で購入したとして50万円の売上げ。300万円の経費掛けて50万円の売上げでは費用対効果はマイナスです。

 

逆に500人の来店数に対して60%のお客様に得する1万円の商品があったとしたら、トントン。要は客単価、配付地域の特性、商品内容、接客態度、お天気によっても左右されます。ただオープン告知チラシのようにお店側では来店いただいたお客様に対してなんらかの次回来店していただけるようなクーポンの配付やアンケート調査など、先を考えての投資と考えれば、折り込みチラシを使う手はあります。

 

逆にチラシに向いているのは高額なもの。例えば不動産チラシ。300万の経費を掛けて1件制約でも元はとれる。だから今やたらマンションのチラシが多いのも納得できます。塾、ダイエット、通販などはリピートを見込んでいるためトータルで考えると折り込みチラシに向いているとも言えます。

 

飲食店などのチラシはやはりお金をかけずにA4サイズ、B5サイズの1色で近所にポスティング、手撒き配付用として1万枚。客単価が3000円の場合、デザイン制作費、印刷代、ポスティング代含めて@15円としても集客が最低50人(反響率0.5%) でトントン(損益分岐点)。ということはチラシの企画に2名様来店で特典をつけると100人来店。こういったしかけづくり(企画)が大切であって、ただチラシを捲くという発想では効果がでないということなのです。

お客様が喜ぶ企画を考えていけば
「チラシを撒けば売れる」ということになります。

 

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