ロゴマークは必要か

昔むかし、一斉を風靡したCIブームという時代がありました。
日本の企業はこぞってロゴマークやロゴタイプを作った。もともとアメリカから始まったコーポレートアイデンティティだったのですが、日本はバブル経済に乗っかって広告代理店の提案のなすがまま、何億ものお金を注ぎ込んだ。はたしてその効果はというと、明らかに成功した企業も有るもののほとんどの企業がブームに巻き込まれたという結果だったのでは。


そのデザイン料の基準も資本金の10%と言われていたし、海外の著名デザイナーを使ってロゴひとつ作って何千万とか、今のご時世を考えれば異常な盛り上がりだった訳です。また、大手企業は広告等でロゴを露出する機会を増やすことで、ロゴの認知度も高くなるため企業のブランド力も当然高くなりました。

 

では中小企業の場合、会社を作ろうと思った時もしくはまだ特にロゴマークを用意してない場合、はたしてロゴマークは必要でしょうか?

 

通常、予算の関係上、ロゴマークの制作は間違い無く後回しになるはずです。だから名刺は極めて普通な名刺で(街の印刷ショップで作ったもの)、封筒は普通の文字で印刷されたものなど、個性化ができないので企業の印象が弱い。受け手側から見たらそりゃあオシャレな方が気持ち良いし印象度も高いはずなのに。

 

一方で中小企業でも、企業デザインやブランドづくりを経営資源や付加価値と捉えられる経営者はロゴマークの重要性を知っています。

逆に大きい企業より小さい会社こそ企業のデザインニングとして癖の有るロゴマークが必要かもしれません。他社との差別化戦略として考えるならば、ロゴマークはとても重要な要素となります。

 

実際、中小企業のマークは一昔前のまま使っているのが現状で、その結果どういう現象が起こるかと言うと、例えば歯医者さんのロゴマークの場合、なぜかワンパターンでセンスのないカバや歯ブラシものが多く、その医院の個性が伝わりません。あまりにも安易に作っているなっいう感のロゴマークって結構多く目にします。

 

小さい会社ほど柔軟な発想で会社名や店舗名をブランドと位置づけて、パッと一目で見てその企業の特徴やサービスが分かるもの、シンプルな記号、絵文字、文字の組み合わせ、ロゴ開発の意味づけ、遊び心、など競合他社との違いを感じさせるオリジナリティのあるロゴマークやキャラクターを作るべきです。

 

後はそのマークをできるだけ露出することです。アテンションとして特に看板(サイン関係)や名刺、店内ツール、封筒などにその効果を充分に発揮するはずです。

 

ロゴマークのデザイン料の適正な目安として個人事業で5万円~、小規模事業主で10万円~、株式会社で30万円~でしょう。その他、特に作成した商標やサービスマーク等の登録調査、登録出願の方法等も理解しておく必要があります。当社ではネーミング企画、商標登録の出願サービスもお受けいたします。

 

ロゴマークの採用事例を見る

<採用事例> ロゴマークのデザイン

<歯科医院のロゴ>

昭和63年に開業した歯科医院。現在も地域に密着した歯科サービスを行っています。医院長とは25年以上のお付き合いをさせていただいております。

<脱毛サロンのロゴマーク>

2014年カンボジア・プノンペンに開業した脱毛サロン。

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